なごみのミドリ やすらぎの白 はんなりの赤
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奥駈道14 ロンゲストデイ

大峯奥駈道 第7日 最終日

ザ ロンゲストデイ
ザ ロングアンドワインディングロード 

民宿うらしま 5:35出発
奥駈道にもどる 45分の登り

40歳のWさん 
18キロ担ぐWさん 先に行ってもらう
今日の夜に 熊野本宮の宿坊 で また会おう

コースガイドでは 7日目は
この先 玉置神社の宿坊からの出発で 8時間半行程
玉置神社での宿泊 よりも はるかに 手前からの出発

 本宮につくのは 夜やろ

 晴れてる ありがたい

如意珠岳→花折塚→玉置山→玉置神社 10じ着
はああああ ここまでで4時間半 
ここからが 本来なら今日の道程

神社→大森山→五大尊岳→金剛多和 多和とは峠

相変わらずの 急登急下降の苦行道 その鞍部

石室に 役行者:えんのぎょうじゃ の像 

  あと すこし 
  守ってください 
  がんばります

ピークの標高も もう1000mほど
まだ1000m あるともいえる
ここから先の道 下りに下る

民宿で作ってもろた弁当 朝メシにおにぎり3個食う
朝5じはんから きっと 夜8じくらいまでの行動になる
エネルギー補給がダイジ 行動食=オヤツ もうない

昼の弁当 が 頼みの綱
Wさんは潤沢に食料持参 とのことで
彼が昼の分の弁当をゆずってくれたから おにぎりが6個
コレを2個づつ時間配分して食う 11じ2じ5じ2個づつ


 最終日 
 この今日の道の先に 終わり が確実に待ってる
 それで 気合が入る 丹念に 最後の日の 苦行を味わう

 山登り・・・ 
 へんな もんやなぁ・・・
 山道を 行くこと・・・

 この道の先 どーなってるんかなぁ
 そんな思いに 突き動かされて 先へ先へ

 みんなみんなに 備わってるんやけど
 眠ってる本能 なんかもなぁ
 移動への欲求 遺伝子に組みこまれてる

 人類 
 12万年前に
 アフリカ大陸の 南端から旅立った
 何家族かの ネグロイドの子孫 やもんなぁ
 1年に2キロづつ 2000年かけて 世界中に拡散した人類
 
 ぼくも その遺伝子を帯びた 末裔のひとり
 移動への欲求 その遺伝子に衝き動かされて 
 ただ 先へ先へと


 

 


 波の 間に間に 命の花がぁ〜
 二つ ならんで咲いているぅ〜♪

人の世とは 重き荷を負うて 山道を行くがごとし

      ↑家康がゆーたらしー

 山道は ひとりで 歩いてるけど
 人生は 2人で歩いて行かんとなぁ・・・
        
      ↑へへ 里心がついてる
     もー 早よ 家に 帰りたいー

 ああぁ〜 川の流れのよーに ゆるやかに
 いくつも 時代はすぎてぇ〜

 風にのって 
 犬の鳴き声が
 聞こえてきて うれしい

   兄んちゃん・・・
   町が見える・・・・
   熊野の・・・
   町が・・・
   見える・・・・ 

   ↑「ああ野麦峠」の大竹しのぶ調で

はい はっきり 
大きな鳥居 が見える 
あそこまで 行けばいい
熊野本宮が見えた 午後6じ 
最後のおにぎり2個を食う 暗くなり始めてる

 あそこまで まだ 2時間弱かかる ひー
 
夜がひたひたと 下りてくる
夜の帳がしめやかに 下りてくる

 走りましたねー
 まだ走れることに 
 自分でも 驚きましたねー

最後の方は人界の道が交錯混交してる 
公園の遊歩道 舗装された林道 古道 
=奥駈道本道 が入り混じった道 駆け下り

 
  ついに・・・


熊野川のほとりに・・・・

禊;みそぎする 
手足顔首頭 冷たい水で雪いで 生き返る

もう7時を過ぎてる あの森の向うまで 行かんなん

川を渡ったろかと思もたけど けっこう水量ある 
流されでもしたらオオゴト シャレにならん 
舗装道路 1時間の大回り しかたない

もう登山靴は脱いで ザックに
いっつもはいてるゾウリ に履き替えて
熊野川にかかる橋を目指して堤防歩いてたら
Wさんからの電話 彼のケータイ電池切れ 公衆電話から

 いま どこですか?

  川まで来てる 橋の登り口に向かってる
  熊野の町 たべもん屋とか開いてる?
  橋渡って あと4〜50分かなぁ?

 そのころ電話して 迎えに行きます

  ありがたいなぁ・・・同行二人

  月が出た

  じんわりと 

  よろこびが 滲んでくる

 ぼくの一歩は 50センチほど
 その一歩をチクチクと 
 運針のような 針の歩みを重ねて
 おおきなおおきな山 峰々の連なりを 縫い上げた

  しこたま登り降りして 
  ひどく苦しい 70キロを 
  歩きとおした

  そして帰ってきた  

人界俗界 人間の世界 ありふれた日常世界 俗世 塵芥の巷
そこでしか生きられず そこに帰ることが前提の ひと時の離脱
7日 修験の道にいて いまそこに帰ってきた

まず 自動販売機で 「梅よろし」 を買いグビグビ呑む
つぎに自動販売機で アサヒのドライ350ccグビグビ呑む
もう8じ 店屋はみんな閉まってる スーパーコーナンも
さて 晩飯どーしょー と思もたらWさんのお迎え

 よー やっとついたわー
 なー 14時間行動になると思もたとーり
 そっちは 何時についたん?

  やっぱり5時までにはつけなかったです
  6時近かったですわー

 長かったなぁ・・・

  本宮の宿坊 あの鳥居の横ですわ
  瑞宝殿 素泊まり¥3000

  みんな閉まってるて言いましたけど
  一軒だけ食事できるとこ開いてますわ
  本宮の前の カフェ ほんぐう あっこ開いてます

やれうれしや と一人 荷を担いだまま カフェほんぐう へ

ビーフシチュー ¥1000くらい
ふわ玉オムライス ¥1000くらい と 生ビール

 ひー 
 人間の世界に 
 ほんとに帰ってきたー

ゆったりソファーで ゆっくりあったかい食事 と ビール
9じまで開いてるんでよかった 吉野から来たってことで
ママさんといろいろに話して・・・ここ カフェほんぐう は

 B&B ベッドあんどブレックファースト 
 宿泊もできる ¥5000 とのこと

食事終え 宿坊に行き 風呂に入り 髪 身体 洗い
チューハイ飲んで Wさんと同室で 就寝

 歩数 3万6655歩 
    17.2キロの移動 いままでの倍

    ザ ロンゲスト デイ 終わった
    明日からはもう 歩かなくてイイ
    
  

奥駈道15 家に帰る日

 




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