4日目の夜をすごした 深仙宿 無人の非難小屋 8畳ほどの広さ コの字型に板間 中央に囲炉裏 到着してすぐに 周辺の枯れ枝など薪集めした シカの糞 たーくさん 護摩を炊く山伏=修験者たち ガイドブックの写真です ここ深仙は 霊場 尾根と尾根との鞍部 ひろい草芝のコル 修験者たちの護摩壇である 水場は近い 越えてきた峰方向に 大きな岩の壁が立ちはだかってる それ自体が自然崇拝の信仰対象 大きい岩 神の寄り代 その岩の間から チョロチョロとしみ出る 香泉水 季節によっては 涸れることもあるらしい このカワイイ小屋で一泊 湯をわかし レトルトのアルファ米 湯を注いで チャックを閉じ30分で ごはんができる 湯を注げば 3分でできるマーボー丼の具 ぶっかけ それとラーメンも食う 腹が減るのである 京都から来た40歳のWさん 北アルプスの山もやってきてる人 彼はぼくとおなじ11日に吉野に着いて熊野本宮を目指してる ぼくは 吉野ではなく2駅手前の 六田を ひる12じ出発 吉野の民宿 山上ヶ岳宿坊 弥山山小屋 と泊まり継いだが 彼は 終着駅 吉野をあさ9じ出発 一泊目は 二蔵小屋=百丁小屋 とゆー非難小屋に宿泊 二泊目も小篠小屋とゆー非難小屋に宿泊 前夜3泊目 弥山山小屋でぼくと同宿になった なので 彼は全行程分の食料と 水場が 涸れていた場合想定して 6リットルの水 を担いで歩いてる 18キロ ぼくは13キロ 水2リットル ひとあしひとあし 5キロ重たいひとあしひとあし この長い長い奥駈道の上がり下り ひとあしごとに5キロの差・・・・ 若いもんは 元気やなぁ・・・・ 翌朝4じはん起床 朝飯食って 水汲んで キジ射ちに行って 出発は6じ 行仙宿の非難小屋を目指す キジ射ちに行く:登山者用語 野外で排便することを やんごとなく表現した 風雅なコトバ=野グソ 小便は水キジ オナラは空キジ
奥駈道10 苦行 |