世界遺産=ワールドヘリテイジ 熊野古道 そのうちの 山の尾根道 奈良吉野山から 和歌山熊野本宮まで 大峯山地の峰々を越えていく 修験道の道 大峯奥駈道 70キロ6泊7日 2夜目の宿 山上ヶ岳直下の宿坊 東南院 宿坊の僧とぼくと2人 いろいろ話した ええ この5月2日にも洞川:とろかわ から 山上ヶ岳に上って 下りしなに 行方不明になったはります あ 女人結界門のとこに張り紙ありましたよね なんか関東の方のヒトでハイキング的に上らはったみたいで 51歳の方ですよね ぼくとおんなじ歳の方や・・・・ 4月 にも 転落で一方:ひとかた 毎年 大峯で 1〜2名は亡くなってます また 滑落でヘリ救助も何回かは出る 気をつけて 吉野から本宮まで 歩きとおす方は そう多くはない なにか発願:ほつがん あってのことですか? あ いやー 特にナニっちゅーことでもないんです 35年前に高校で山岳部 やきもん屋になって田舎暮らし 歩かないんですねー 家で仕事 あとはクルマ 運動不足 思い立って 2年前の春 ウォーキングを始めた そやけど タイクツですよね ウォーキング おんなしとこ歩くだけ で 歩けるよーになったら 山を再開しよー ってことで 最初の秋に八ヶ岳へ うんやっぱり山はおもしろい で 去年は8回で18日間ほどかな 北アルプスとか甲斐駒ケ岳とか 今年は5月に恵那山に2日とか ほんで山のガイドブックみたら 大峯奥駈道6泊7日 と タイプのちがう山にのぼって 自分の身体を使こて いろんな実験すんのは なんとのーにオモロイな と いままでの山は 2泊3日 が最長 もっと長く歩けるか やってみよー ってことですわー ちょっとづつ負荷をあげて いろいろと 自分の身体を使こて実験してみる 特段の発願 ってことではないんです でねー 高い山って みんな修験者が開いた山なんですねー 役の行者:えんのぎょうじゃ 役小角:えんのおずね 修験道の源 そこに行き着く 1300年前のヒトなんですね ええ 白鳳時代の修験者 続日本記にある 幻術をもちいて人々をたぶらかした と讒訴:ざんそされて 伊豆大島に流された 役の行者さんは 加茂族:かもぞく 大陸からの渡来系だったらしい・・・・ それなんですけどねー ぼく23年前に独立して 新興住宅地の10畳の小屋 それはびわ湖の東の 蒲生郡蒲生町 って場所 2年ほどしたら うちから500メートルほどのとこに 白鳳時代の窯が出た 1300年前の窯が出て 古代の瓦ゴロゴロ ちょっとパクった(ヒミツ♪) へー 1300年前 おんなし仕事してたヒトが ここにおったんやぁ・・・と思って 古代史に興味を持ったんですわー 大津に都があって 天智天皇の時代 日本書紀に書いたあるねんけど 百済が滅んで 亡命貴族 千数百人 びわ湖の東の蒲生に土地与えられて 定住 蒲生町はそれで百済の都のあった扶余と姉妹提携してる ともかく 亡命貴族 ハイテク技術者集団 数百人の亡命 これ率いてきたのは 鬼室副真:きしつふくしん その息子が 鬼室集斯:きしつしゅうし その墓はいまも 蒲生町のとなり 日野町の神社にある このへん司馬遼太郎さんの「韓くに紀行」にくわしい でね・・・・この大峯奥駈道の先の地名に 前鬼:ぜんき ってとこあるでしょ そこには小中房 とゆー宿坊ありますよね そこの宿坊のヒトは 役小角にしたがった鬼の子孫 といわれてますよねー
なんかカンケーあるんとちゃうかなぁ・・・ 壬申の乱 天智と天武の内乱 のとき 鬼室集斯の一族の ある部分は 巻き込まれるのを避けて 和歌山から 瀬戸内海を通って逃げたらしーんですね 暴風雨にあって 九州の東海岸に流れ着く 日向 延岡 それぞれが 谷を遡って 定住 これ100キロほど離れてる 毎年 この100キロを 歩いて 親神さんが 子神さんを 訪ねるとゆー祭があるんですねー それが宮崎県の南郷村なんです 扶余のあった韓国の場岩面:じゃんがんめん とすでの姉妹提携してた この村 どーやら 壬申の乱をさけた人たちの末裔 そのことを さまざまに調べ上げて 百済の里 で村おこしして 自治大臣表彰 西の正倉院 とゆーて 木造で学術復元したり 人口2600人 となりは椎葉村 高千穂につながって行く 山の中の村 百済の里で 村おこし 蒲生町はそれで 扶余=場岩面 宮崎県南郷村 と三角交流することに ぼく南郷村の役場の新庁舎ができたとき 蒲生町から 5万円で記念の品を 言われて いや ネダンはいいですから ぼくが韓国で覚えたやり方でつくった 大壷 1300年前の瓦で叩いた 大壷 それを届けましょう キムチの甕の工場で見た作り方 で作った 叩きの大壷 1300年前の瓦で叩いた文様の壷を イスに縛り付けて それかついで 南郷村に届けたんですわ それで このへんのことを 南郷村の人に聞いて・・・・ と 歴史に詳しい この僧と いーろいろ 話しを膨らませて 鬼 とか 密教 とか 呪術呪法 とかで 盛り上がった 夜 明けて朝 ピーカン 梅雨の中休みらしー さあ 先を急がなきゃ 3日目 大普賢岳 行者還岳 越えて 弥山:みせん まで 歩行時間8時間15分の予定 休憩いれたら 行動10時間かな 出発 6じ
宿坊の プラスチックのキュウス こんなん はじめて見た おもろい
奥駈道6 ごちそうさま |