なごみのミドリ やすらぎの白 はんなりの赤
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プロフィール
中根 啓 中根 里美


’57 京都に生れる
’77 京都精華大学洋画科卒(当時は短大)
’83 韓国窯場めぐり
    越前、美濃、益子にて修行
’85 独立開窯
    工房名を八風窯(はっぷうよう)とする
’94 穴窯を築窯し薪焼成による自然釉の
    作品制作をはじめる


’63 茨城県に生れる

’81 竜ヶ崎二高を卒業後、
    茨城県の伝統的産業、結城紬
    (ゆうきつむぎ)の織子となる。
’84 益子の日下田工房の内弟子となる
’88 年期明け、自分の織と染の始まり
ごあいさつ


 ’92年にびわ湖の東側に位置する山間の里、滋賀県永源寺町に移って来ました。
「愛郷の森」という名で町がやってるキャンプ場の中の清流、渋川のほとりに工房を
持ちました。その前の7年間は 隣の蒲生町の10畳の掘立て小屋でやってたので、夢
みたいに理想的な環境で仕事ができます。

 四季の自然、雪月花、花鳥風月に満たされて、日々目にするすべてのものから栄養
をもらって、作る焼物が良くなってゆくのが念願であり、僕に出来るささやかなお返
しです。

 京都の短大で油絵を学んでて、京焼の窯元に絵付師として入り6年。そのあとの2年
は韓国、越前、美濃、益子で京焼とは違う焼物の美を学びました。焼物、陶芸のおも
しろさは幅が広く、奥行き深く、あきずに一生おもしろがって仕事してゆけそうです。

 展示会に来て下さった方が「私は焼物は分りませんので…」などと言われるのです
が、もっと気楽に「好き、嫌い」で見てもらっていいんです。

いろんな工芸の中で陶芸だけが茶道の主役やからか、変に重んじられ過ぎて、恵まれ
過ぎてますね。もっと、気楽に焼物を見て下さい。選ぶ人の側に美の基準はあるんで
すから。美は見る人の目の中にあるんですから。

それから工芸ってものは、人が日々の暮しの中で使う道具ですから、気安く使えない
ほど高い焼物は工芸ではなくて美術工芸品です。ぼくは美術工芸品ではなく良い工芸
を生み出す職人でありたいと思ってます。

 それは左官屋さんが良い壁を塗りたい、農家の方がおいしい野菜を作りたいと思う
のと同じことです。ですから陶芸家だとか先生だとかじゃなくて焼物屋のオッチャン
です。あのオッチャンの作るもんはどつかオモシロくて、なんか芸があるていうか味
があるなあ…。そう言われるのが一番うれしいです。




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八風窯(はっぷうよう)

〒527-0231 滋賀県東近江市山上町1   tel&fax 0748-27-1955
oneeye.kei@nifty.ne.jp

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