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はあ　８日家を空けて　奥駈道を踏破
帰って４日　素焼して　きのう本焼１窯　今日もう１窯
明後日には　多治見セラミックパークへ　室内イベント４日間

・・・・去年は年間で２０イベント
　　　　家を１００日ほども　空けてたなぁ
　　　　自作を　路上や　室内イベントで
　　　　直接　使い手に　買っていただく
　　　　やきもん屋版　寅さんのよーな暮らし

ストリート系　インディーズ系　野良犬系の陶芸家
それが　やきもん屋　やと思もーとります
首輪せんでエエんで　ラクです〜♪

さて・・・

宿坊の食事　とーぜん　精進です　
ビール３５０ｃｃは　￥６００やったかな　許されてる

山上ヶ岳の頂上直下にある宿坊　は　
金峯山寺：きんぶさんじ　の護持寺院４つ
竹林院　喜蔵院　桜本房　東南院　そして　龍泉寺

毎年７月の修行期には　各地の修験道行者＝山伏たちが参篭する
彼らはいにしえよりの　講：こうによって組織されてるらしー

行場：ぎょうば　を先達の道者に導かれて　行をする　修行する
西の覗き　から逆さ吊りされて　親孝行をするかーっ　ってやつです
登ってくる間にも　表行場のいくつかのポイントが見えてました

　修験道の霊場　大峰山　
　その中心が　山上ヶ岳

　修験道ってのは　
　いまもフツーの日本人の　
　自然観と宗教観＝信仰に　マッチしてる　と思う　

　アニミズム＝自然崇拝→自然そのものに神仏を見る
　高い山は霊山であり　大きい岩　大きい木　には神がやどる

江戸期の　本居宣長：もとおりのりなが　は　
古事記伝　で神をこー定義してるらしー　

　　カミとは　古い文に書かれた　諸々の神をはじめとして
　　それを祀った社の御霊：みたま　をも言い　またそこに
　　ヒト　はゆーまでもなく　鳥　獣　木や草　海　山　
　　そのほかなんでもフツーやなく　すぐれてかしこきものを　
　　みんなカミとゆー　すぐれてるとは　尊い　善い　いさおしい　
　　だけでなく　悪しきもの怪しいものをも　カミとゆー

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　ハプー超約

　鳥獣　草木　海山　悪いものでも　徳がありかしこきもの
　木　森　山　雷　川　滝　蛇　熊・・・・　
　おそろしいが恩恵をもたらしてくれるもの
　それらへの畏怖と崇拝が　信仰の土台となり　
　そこへ祖霊崇拝が重なる　

　　　死んだ人の霊は　山にのぼり
　　　時を経て清められ　子孫を守る　祖霊になる　
　　
　祖霊崇拝→人は亡くなると　その霊魂　高い山＝霊山に行き
　しばしそこにとどまって後　転生する　輪廻する

　　おおかたの日本人はいまも
　　なんとなく　そー思ってる　
　　ぼんやり　信じてる
　　よーな　気がする
　
　高い山　それぞれの場にあり　恐山　羽黒山　月山　立山
　富士山　白山　大峰山　高野山　比叡山　剣山　大山・・・・

　いままでぼくが登ってきたすべての山　八ヶ岳赤岳
　富士山　奥穂高岳　槍ヶ岳　白山　甲斐駒ケ岳　すべて
　山頂に祠や神社　僧または修験者により　開山された山々　　

　高い山　神仏の場　山岳宗教　宗教登山　
　修験道の歴史と伝統の帰結　いまも神やどるところ　

　一木一草：いちもくいっそう　
　森羅万象：しんらばんしょう　に　
　神仏：かみもほとけも　
　存す：おわす

　コアジサイ　森のなかの　ひそやかな花火
　　　　　　　ひっそりと　淡く　青く
　　　　　　　命の歌を　歌ってる

　亡くなったヒトの　魂魄　魂　霊魂
　　
　千の風になって　あの大きな空を　吹きわたっています

　↑アニミズムです　
　自然崇拝と祖霊崇拝のミックスです　

　これはひょっとすると　
　宗派宗教　宗教教団組織にとっては　危険思想かもしれません　
　おのおの　ヒトが直接　勝手に　神仏と交わることになるさかいに

　人の死と　
　それにまつわる心の問題　
　いつか死ぬ　よく生きるとはなにか

　老病死別　
　その苦しみ乗り越える　生きる哲学の提示
　宗教の果たすべきひとつの役割　現代のそれ　ムズカシー

　西洋近代の　科学の合理と論理が　蔓延してるから
　戦後民主主義自由主義個人主義が　ヒトの個の核となってるから

　　　　　　　　　　ギョリンソウ　

　　　　　　　ロウでこさえた細工物のよう　

　　　　かそけき　たたずまい　はかなげな　風姿

　　　　　　うつむきがちに　さびしげに生きた　

　　　　　　　　　あのヒトのような　

奥駈道５　鬼

八風窯（はっぷうよう）

〒527-0231　滋賀県東近江市山上町1 　　tel&fax 0748-27-1955
oneeye.kei@nifty.ne.jp

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