なごみのミドリ やすらぎの白 はんなりの赤
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奥駈道6 ごちそうさま

奥駈道 3日目

4じ45ふん 日の出

前途の安全 加護 祈って 日輪に手をあわす

朝飯 食って 弁当いただいて 出発6じ

宿坊のすぐ上に 金峯山寺本堂 こちらを 山上金峯山寺

吉野の蔵王堂の方を 山下金峯山寺:さんげきんぶさんじ とゆー

本堂におまいり 朝一番の参詣者となる

標高は1719m 2日かけてこの高さに登ったたんで

今日の行程 弥山:みせん1895m までは 尾根道縦走

天気は快晴 涼やかな風が ゴヨウツツジの白い花 に彩られた

稜線を吹き抜けて 低い笹をゆらし 風が見える 光が見える

 観光   観風 
 光を観る 風を観る

 2つセットの仏教用語
 今の意味で使うようになったのは 大正時代から
 それまでは 物見遊山 とか 旅行 とゆーた

水平に尾根を行く 稜線の道 気分爽快

まるで日本庭園のよーな道 うつくしい

 
 あな尊:とうと 青葉若葉の 陽のひかり    芭蕉

今日の行程の場所名前 阿弥陀が森 小普賢岳 大普賢岳
内持落とし サツマコロビ 稚児泊り 七曜岳 そして
行者還岳:ぎょうじゃがえりだけ 
弥山:みせん の名は 須弥山の 須 が省略されてる

 行場 仏教 神道 混交した 宗教の道 

 女人結界門 
 山上ヶ岳を向こうに下りた 阿弥陀ヶ森にある
 山上ヶ岳はいまだ 女人禁制の山

快晴 気分爽快 スタスタ 行けるのは 水平移動だけ
けっこうな 上り下り せっかく上ったのに 急激に下りる
ひーひーはーはーで上りきり しばらく 水平 また下りる
上り 下り 登り反し 降り返す これが延々 9時間が標準タイム

1〜2時間に 小休止5〜15分 
メシ時になると 大休止20〜40分
写真も撮る 水のみに立ち止まる タバコ吸う
1日の行動で おおよそ2時間は 余分に時間を食う

行動食と水は 小まめに 摂らなきゃいけない
アメ チョコレート ソイジョイ ジェリー
はげしい運動量 腹へったと感じてからでは 遅い
急にヘナヘナとなって 足が上がらなくなる アタマもボーッ

  小まめ 頻繁に 水分補給とエネルギー摂取 
  これが最新の登山医学の推奨 35年前とは様変わり
  水 飲むな 飲んだらバテルぞー とキタエラレタのに・・・ 

あー 腹へってきたぁー
   宿坊で頂いた 弁当を食う 

精進である メシと 昆布と 蕗と 梅干
米のなる木は命の親 ご飯はありがたい

山に登ることの効用の一つ 
食物への感謝が深まること 食うことの原点

 食は命をやしなう糧 であり 
 気散じに 美味しい不味いを言うのは 傲岸不遜
 味をウンヌンするために 食うのではない
 歩くため 働くため 動くため の糧 
 食うことができる から 命ながらえてる 感謝
 腹が減ってたら なんでも美味い 

 食う

 このことの原点に 立ち返ることができる

手を合わせて いただきます とゆー
これを準備してくれた ボーダイな労働に 感謝する


 


手をあわせて ごちそうさま とゆー
誰かの 御馳走:おんちそう にあづかったのである

米 昆布 蕗 醤油 胡麻 梅 塩 水
海のもの 山のもの 里のもの 野のもの 
誰かが 走り駈け=馳走して この弁当

容器はプラスチック 石油 中東から?
それを加工したのは 日本? 中国? 韓国? 
輪ゴムが掛かっている 天然? 合成? 南米?
包んである紙は洋紙 カナダ? シベリア? アマゾン?

 

  ごちそうさまでした


 

大峯山地の固有種
天然記念物 オオヤマレンゲ はまだ咲いてない

向かうべき山 向うに 遠く
ただただ歩く 水のみ お菓子たべつつ ただただ歩く

いままで登った 3000m級の山とは
まったくちがう シンドサ 登り降り 
また登り降り まだ3日目・・・ 


夕方5じ15ふん
やはり11時間行動で

弥山の山小屋に到着
ここの夕食は5じ すぐにメシ
このケツカッチン 時間厳守のために
今日の日程がキツかったんですねー

  歩行距離 10.3キロ 
  歩数 2万1900歩
  実働 9時間 
 
 

奥駈道 7 道具

 




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