窯出すとき、火床はこーなってる。
燃えつきた燠(オキ)の灰にうもれてる。
これ出すとこうなる。
「緋色」と「抜け」と「こげ」と「ビードロ」
・・・この4つが出るのは火床の品もンだけ。
道具土の目打ちは『景色』と考えて取らないこともある。
無理に取ると割れてしもて元も子もなくなるし、実際オモロイときあるしね。そのバアイでも使う人のお手にケガが無いようにしあげること。
完全に取り去ってしまうバアイは、ダイヤモンドカッター(コンクリート面へつり用)の刃をサンダーにセットして削り落す。
道具土(20K¥800)は焼け締まらないから簡単に摺り落とせる。
今回の窯ではさほどの『崩れ』は無かったが、それでも倒れたり、押されたりで『引っつき』が出る。
それを予測して窯の炉壁と品もンの間に道具土で目打ちして受けておいたり、薪の溜まるがわに重くて倒れにくい物を詰めてブロックしたけど・・・・
ひどい『ひっつき』
階段の花器を火前の棚組み下に寝かしてあったんやけど、
溜まったオキを火かき棒でいきおいよく掻いた時に、
掻き散らしたオキ、火前の棚組みまで飛ばしてもうて、
それが当たって棚から落ってきたカップ&旅まくらの花入&&ころがり防止のためのツク(支柱)&ミニ植木鉢と合体しよったんですわ・・・割らなしゃーない、トホホホホ。
どれを残すか・・・
ちゃんとネライどおり割り取れるか・・・
タイテー残したい方におおきいキズがでる・・・・
穴窯焼成の実際10 検証 棚(火前/中)の品もン
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