| ユンボで下に10メートルくらい掘る。すると『田土』とよばれるネットリしたイイ土がある。
 ☆田んぼの持ち主には「ナシ通す」こと。 これが備前焼の土、田んぼの下から取れるんで『田土』もちろんとれる場所、地層によってさまざまな特徴がありまーす。
 今回は2種類の『田土』を灯油窯で焼いてみましょう。
 あー、自分で岡山の田んぼに行って「ナシを通して」掘らなくっても松山(しょうざん)とゆー備前の土屋さんに電話して11種類の土が買えますよー。
 tel.0869-64-4624
 今回はそこでの土の呼び名で『H』と『K』とゆー土を使います。『H』は伊部の下り松の土で1280度まで持つ耐火度の高い土。
 『K』は伊部の不老川付近の田土で1270度まで。
 
 これどっちも1キロ¥250でふだん使ってる信楽の土のキロ/¥45から比べると5倍以上しますが・・・
 ビアマグ1個ぶん300gですから¥80ちょい・・・安いモンです。
 
 電動ロクロの中心にに300gの土をのっけて手のひらでグイグイ圧着する。 あー、土揉みはしてません。土屋の袋から出して直接300計って丸めただけですー
 これでダイジョーブなんでー
 
 ロクロ回転(ぼくは右まわり=時計まわりです)させて押さえこんだり・・・ 
 持ち上げて上にのばしたり・・・これ『土殺し』と呼ばれるモーション、業界用語。『土殺し』はしっかり4〜6回やってねー、そーしないとキレます、底に亀裂がでますー。
 そのあと適度に押さえ込んでー、左手の親指を土の中心にさしこんでー♪
 
 ロクロ天板を『時計』に見立てたバアイこの指をさしこんで行く時の手の位置は「7じ〜9じ」の位置で。
 底にのこす厚みをかんがえてー、手首を返し「11じ」の位置で上まで1回のばすー♪
 
 親指と中指の腹の部分に注意を集中するー♪口(口縁部)にはジューブンに厚みをのこして口当たり良くー♪
 ---「両手を使った伸ばし
 柄ゴテを使った伸ばし・・・」につづくぅー♪
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