| あーもう、ヘロヘロ。穴窯焼成ぞっこうちゅう〜ぅ!
 ただいま1120度。 100束焚いたらやめるつもりやったけど、出てる数字が低すぎ。温度計の数字にとらわれて判断を誤らないのが穴窯焼成のツボ。でもひっぱられるんよーチラチラかわるデジタル温度計の数字にィー。
 詰め方の問題で温度計のある2列目天井部に火がまわらない窯詰めになってるから、デジタル温度計の数字が低くくても出してみたら全体的には『GOOD!』という可能性もおおいにある。 でも全体がアットー的に焼けしまってない可能性も大。出してみんとわからん。
 なのであと50束の薪を突っ込むホーシン。必要ならさらに50束つっこむ。
 カミさんか長男 嶺(れん)に窯みてもろて、
 スタッフ2名と薪屋に取りに行く。
 あー経済観念のないゲージュツ家になってまうー!でもこれ『明日のために その1』やからなー。
 4年ぶりの穴窯窯焚きとはいえ、じつは47回目の窯。今回は初心に立返ってすべてのことを新しく確かめる窯として焚く。
 温度計の数字と薪の数と品もンの上がりのカンケーを掴みなおす。
 なんでこうおもろいんやろー、穴窯の窯焚き。 
 『窯焚きアイドル』として大阪の陶芸教室のオネイサンたちの熱い視線をあびる嶺クン。ウラヤマシー しかーも、時給¥500 労働には対価をはらってひきずりこむ作戦。ぼくとしては高校でたら沖縄の壷屋焼のどっかの工房におくりこみたい。普通科はいややてゆーてるし、 でもカミさんは怒るンよー、子供の人生を限定誘導する権利は親には無いとかゆーて。深刻な夫婦ゲンカの火ダネ。 ま、こんど2年やしゆっくり考えよー 
 3月最後の朝は冷えた。窯の音がする。
 炎は立つ。
 ---明日につづくぅ〜♪
   穴窯焼成の実際7 窯焚き終了 |