むすこたち れん/りつ/がく よ
すべてのこどもはいつか大人になって なんらかの職につき 生活の糧を得なければならない by 村上龍 『13才のハローワーク』より 充実感とお金・・・ともに得られると シアワセ シンドイこと越えて技術獲得の実感あればシアワセ 自分の好奇心を指針にして はやく職業選択したこどもには アドバンテージ=有利性がうまれる すべての仕事は 段階をおって技術の修練と蓄積が必要 それをとーしてこそ仕事ができる大人になる がまんとシンボウの徒弟の期間がある 早くにとりかかったほーが有利 れん/りつ/がく おまえらみんなベンキョーがキライで 図工が好きやろ なんか作るんが好きやろ どや 目の前にある職業のひとつ やきもん屋 やってみたら? あれもこれもやってみたいのはワカル やきもん屋はおまえらにとって未知の世界やないから ガラスやってみたいとかゆーのもワカル ほかにもいろーんな作る仕事 図工的なオモシロがある仕事 はあるんやろー そのすべてを知ってから選ぶのはムリなんや ヒトはなんとなくやってみたことが続いてるうちに そのことに長け、ほかの人にまさってその仕事を選び プロ=職業人になってる そんなことがあるんやでー 『自由』って無益に人をさまよわせる かも 『宿命』と『出会い』を生きるほーが シアワセかも さ 今日の『生きのびるための陶芸技法』 略して『生き陶』はじまりはじまり〜♪ ------------------------------------------- ★生き陶 7 乾かしの段取り ------------------------------------------- 水挽きした品もンはうまく乾かせ 朝1番に作った品は棚の一番上にさして 午後には口が乾いてるからひっくり返して 底を乾燥させる そのときは棚の下のほうにさす これで明日の朝にはちょうどイイ削りごろになる 桟板の端、壁際にあっ品はほかより乾燥がはやい 裏にかえした時にはその品を内に 乾きのおそい品を端に おんなし理由で2列に置いた品の 乾きのおそい内が外 乾きぎみの 外が内になるように置き換えること 速さはチカラ 広さはチカラ 速く水挽きできるよーになると どんどん棚がふさがる こまめにうまく回転せな あかんけど工房に広さがあれば それがチカラ ☆ここでひとつアイデア せまくっても工房の棚のスペースを 倍にひろげるのが↓ ソロバン玉式乾燥法 飯碗や鉢、そー高さのない碗型湯のみを乾かすとき 1個づつでひっくり返して桟板に置いてると 場所が足らんよーになる なので品もンを口であわして ソロバンの玉みたいに重ねて床置きすると 場所が半分になるし 口だけ乾燥しないし 下の品の高台は乾燥をゆっくりなんでベンリ 上のケヅリごろの品をときどき収穫して ビニール敷きまわした箱の中に取り入れて 残っった品をまたソロバンに重ねる こーするとどんどん乾いてしまって 追われるってことないんで『水挽き』に専念できる この工程の「重ね」ができれば数を作っていける プロとしてゆっていくにはこんな段取りがヒツヨー そーっと扱えば あんがい コケません ソロバンに積んだ状態で棚にさしたりもできますよ ただし慎重に 季節/天候/その日の仕事量をうまく読んで うまく養生(品もンの乾きの面倒をみてやること) これができたら削りのスピードも上がるし イイ削りができて品もンの質も上がる うちの品はほとんど白化粧を生掛けせんなんから この乾かし/養生の段取りがとてもダイジ 品もンに目をこらし勘をやしなって 品もンの乾きをコントロールできるとこまでいけ ---
★生き陶 8 ケヅリは「輪ッか」で
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