国立公園 日本アルプス 決められた場所以外での 幕営=テント張ること は 禁止 穂高山荘で届け出て 許可証をもらい ¥600 小屋横の幕営地=テント場 に テントを張る 25年ほど前に買ったテント 入り口のチャックが壊れかかってるけど まあ なんとか 使える・・・ むこうに見えるは ジャンダルム まず 空気で膨らますマットを 身体の下にひく これは幅50センチ長さ120センチで ¥9000ほどする ガスカートリッジのストーブ 煮炊きに必要 ¥3000 寝袋=シュラフ 35年前の3シーズン用 ペラペラ で 10月3日の小雨の夜 石川県白山8合目 2400m で 何十年かぶりに幕営したところ ヒジョーに寒かった ので 今回10月15日 北アルプス3000m なので シュラフカバー を買った ¥7000 これが正解 寝袋の外にもう1重の袋 熱が逃げない そして 腰のあたりが そくそく と冷えるので ダウンベスト もこもこ厚手のやつ を持ってきてて それを 履く 3000m10月なかば 零下2度の夜を越え 翌日の行動のための 充分な睡眠をとるには 上半身・・・・ 速乾性シャツ 発熱系長袖シャツ 長袖フィットアウター フリースのアウター ゴアテックスの合羽の上衣 下半身・・・ 下着のトランクス 発熱系長パッチ 山用長ズボン ゴアテックスの合羽のズボン そして ダウンベストを履く つまりは ありったけ を来て さらに 寝袋とシュラフカバー これでダイジョブ♪ ○ブロッケン現象 を体験した 新田次郎の本 「槍ヶ岳開山」によると・・・ 江戸時代晩期 1828年文政11年7月28日 申の刻=午後4じ 京都山城国一念寺の僧 播隆上人と山案内人の中田又十郎が 槍ヶ岳 に登った 農家出身の 岩松 は富山の商家の手代 しかし一揆にまきこまれ その混乱のなかで あやまって妻のおはまを 手にかけて殺してしまう 出奔した 岩松は出家し 念仏行者となって諸国修行 未踏の槍ヶ岳に「善の鎖」を掛けることで 国家鎮護 を祈ろうとする・・・ この本を読むことで 当時の 神仏混交=神道と仏教との混交 また 自然崇拝を起源とする修験道と それらとの混交 明治の廃仏毀釈以前の宗教のあり様 新道を拓き 新田を拓き 用水を拓き 高所山岳に 祠を置き 神仏を建立する 事業僧 という僧のあり様 を学んだ その中でくりかえし描かれる神秘体験 高所山岳に登る事で得られる神秘体験として・・・ 驚くべきものを見た 五色に彩られた虹の環が霧の壁の中に 五色の環の中心をなす赤色光は血のように鮮明 その環の中に人影 立影 座影にも見え 仏の姿にも見えた 阿弥陀如来の来迎ではないのか ありがたいとは感じなかった おそろしく感じた その美しいものが突然 大きな禍:わざわい を 投げかけてくるのではないか と感じ 合掌した 播隆は気の狂ったように 名号をとなえた とあり・・・ 太陽が低く背後にあり 霧のスクリーンが前方にあって 風が止み・・・ ブロッケンの幽霊 虹の一種 自分の影が まるい虹の中心にある 西洋では十字架や キリストの磔刑 と見なわす 神秘体験 白山の夜明けの光の中で 似た条件が訪れ それが起こるのではないかと 一瞬 探したが・・・ この日 10月15日 夕方 外のヘリポート付近で メシ食ってた時に 生まれてはじめてのブロッケン現象を見た 5秒ほど 10メートルほど先に カメラ出す時間はなかった 霧のスクリーンがとても 近く 太陽の光が やや弱かったので 環の色は ぼんやり 虹の環 鮮血のように濃く はなかった 10メートルほど先にあるんで 手を動かすと 人影もそのとーりに動く あきらかにそれは ぼくの影とわかるジョーキョー もっと遠くに霧の壁があり 太陽の光がもっと強くあって そこに焦点が結ばれたならば 濃い虹環 中心の赤は 鮮血のよう その中心に 濃い人影 霧のゆらぐ中 その人影が 立体感をもち うごめく・・・ いつか日か 如来の来迎 を見たいもんやなぁ なにがしか みなさんのお心に とどきましたでしょーか? もしそーなら 明日は リングワンデリング について書きましょう♪ トンマですー♪ 槍ヶ岳開山 7 |