10月10日 日曜夜10じを過ぎて 富山県中新郡 上市町:かみいちまち の山の奥の奥 馬場島:ばんばじま に停めた クルマの中に眠る 夜半 クルマの屋根を打つ 雨音に目覚める うーむ・・・晴れるはずなんやが・・・ 3じすぎ はげしい雨の中 出立する者の足音 4じすぎ 雨脚 断続的に いまだに 強く うーむ・・・4じはん出発 とは思たけども うーむ・・・こんな雨ん中 行くんけー いーや・・・もうちょっと 寝とこ うーん・・・明るい おっ! 雨が 止んでる♪ パッキング 身支度 朝メシ コンビニ(ポプラ)で買おた なっとう巻き 出発は 7じ 雨は上がった 遅い出立の果報 さあて 標高差 2200mの登り この尾根をまっすぐ ↓ 早月尾根 馬場島 760m 剣岳 2999m
この画像を大きくした上市町の観光ポスターがあり まんなかに細い字でシンプルに縦の文字列 うれしいことに剣がある はい そのうれしい2200の登り すばらしい道 ええ 整備がみごと 土嚢:どのう などで整備してあり うん とても登りやすい登山道である どれくらい登りやすい イイ道かとゆーと 明け方までのキツイ雨 その直後に1日かけて 2200mを登って ただの一足も滑らなかった それくらいイイ道 たしかに急坂 たしかにキツイ しかし とてもイイ道♪ キホン急傾斜 しかしたまに 平坦 道の脇 天然林 原生林 立山杉 ブナ 白樺 ツガ トウヒ ダケカンバ それらの巨木の枝 とてつもなく ひろがり 見上げると空は
碧い 広い 深い
ただ一筋に 早月尾根を登る 息が切れる しんどい
しんどいが ダレも自分の代わりに 登ってはくれへん ここ登ると 決めたんは 自分 自分の身体 押し上げるのは 自分の意思のみ 体重の移動 一足一足を しかるべく 前に前に 歩幅 一足一足はちいさい 高低差 一足一足はちいさい 体育館ほどの雑巾を縫う 手縫いの運針のように 一針 一針 チクチクチクチク・・・・ 禅定? 歩行禅? 頭の中 モヤが かかるのか・・・? モヤが 晴れるのか・・・? しだい 純化していく 自分の中の何か 精神? 心? タマシイ? 命? 唯一つのことに集中する 足を前に 足を上に そのことで どんどん変わる 光景 自分のやった行為の帰結が すぐに視認できる 10歩登れば10歩分だけ 高みに至る これほどわかりやすい 営みと結果確認はない 山登り は 単純 シンプルストロングストレートポップ&キャッチー なのに 飽きない この尾根 歩けば歩くほど 光景が パキッと 変化する ドラマチックにメリハリのある シーンの切り替え この日はまた 天候もその変化に手を貸してた 光 いずれ この尾根にも来る しかし まだまだ 左右の山山 その襞に はげしい陽の光 コントラスト 下から湧く雲 白く白く輝きつつ オレを追いかける 雲 足は苦しむ
肺は苦しむ しかし 望んでする苦行 ふりかえると・・・・
見渡すかぎり 雲海 ひろがり 下界 曇り 山 晴れ渡り 標高2000あたり 雲は もうオレを追ってこない
ほな 豆奴はん あんじょうに♪
木ぃを下から見上げたトコ なんや・・・ ハイジとオンジの家の裏の モミの木みたいどすなぁ え? イヤやわー 放送当時 見たわけやおへんのどすえ うちが幼稚園のころ オバーチャンが レンタルDVD借りてきてくれて それで 知ってるんどすえ♪ 教えて〜〜〜〜 アルムの樅の木よ〜〜〜〜♪ 剣 早月尾根 やりとり 1 |