『山すぎて山』の集合展示には韓国語訳も添えました。
山すぎて山
そのむこうに山
そのまたむこうにも山
山また山・・・
でもいつかは川が見えてきて平野にいたり
人里をとおると家々の窓には村びとの笑顔
川にそっていくと
いつか静かな入り江について
黄色い牛が波打ちぎわでたたずんでいる
そのころにはもう
からだも大きくなっていて
ちいさな木船を漕ぎだしてゆく腕にも力が充ち
外海のあらい波をみつめるまなざしにおそれはない
おおきく息をはいて舵を切り
風に帆をあげて波立つ外海にのりだすその一瞬
ふりかえれば
山また山・・・
13日のあいだに2人の方がこの詩を書き写そうとされたのでコピーをお渡しし、
ぼくがこの詩を書くことになったイキサツ、教科書問題が起っていた6,7月に多く
の日本人が白血病のイレちゃんのための募金運動をして1400万円をソウルに届けたこ
と、をお話しました。そのほかの何人かの方にも。
またこの変型花器群はぼくが17年前に慶州のキムチ工場で学んだやり方で作ったこ
と、格子文を叩いたのは百済からの渡来陶工の焼いた瓦であることを、実際に制作し
たタタキ道具・瓦を使って実演しながらお話しました。技法・道具・テーマも韓国か
ら貰ったんだと・・・
さらに興味を示される方には『やきものネット』ブースのパソコンから
うちのHPにアクセスして永源寺町や制作過程の画像などを見てもらいました。
三線を弾いてると子供も大人も興味シンシン「蛇なのか?楽器の名前は?」と。
「イルボンゥィ オキナワウィ アッキ 、イルムン サンシン インミダ」と。
かならず演奏してといわれるので安里屋ユンタ・十九の春・てぃんさぐの花のサワリ
をメドレーでやってると、ドンドン人垣が厚くなってしまい、テレが出て、
「焼物を!見てください。ぼくを見ないで〜!」となります。
女子高校生30〜40名に取り囲まれたりすると「モテてんのかな〜」と
鼻の下がかなりノビます。さらに・・・
「アジョシ〜(オジサン)一緒に写真にはいってくださいますかー」
などということになり内心デレデレになりながらもブース前に立つと、エヘヘ〜
腕くんできはったりするんで・・・ああこの思い出があれば安らかに死んでいける〜
エヘン!ちょっと乱れましたね。外にでて新鮮な空気を吸いましょう。外では