04:00 新7合目 3090m出発 朝の一発目は キツイ ヘッドランプの灯りで登る・・・ が どんどんと 白んで行く 本7合目 見晴館 04:40 3250m たーくさんの登山者が 御来光の 「光の矢」を 待っている ぼくらは 歩を進める 山頂には もう陽が 当たっていて その輝きの領域が だんだんと 下りてくる ぼくらのいる 場所にも もうすぐ ヒア カムズ ザ サン ついに・・・ 05:00 御来光 光の矢 は 富士東斜面 3300m に届き ぼくらみんなは 太陽にむかって 手を合わせた カミさんが ぼくに 向けて シャッターを 切った
ガクが ぼくとカミさんに 向けて シャッターを 切った 山頂への山小屋 山頂の山小屋 たーくさんのヒトビト 御来光を拝んだ このために 徹夜で登ったヒトビト このために 深夜に山小屋を出たヒトビト カタルシス 精神浄化 のひとときを 得たはず 3300mを越えて カミさんの歩みは 遅くなった 歩幅が小さくなり ゆっくり ゆっくり ともかくも 息が切れる 足が上がらない 休み休み 行く 休憩を 5分10分おきにとる こどもはスゴイ 頭イタイとか言いながらも どんどん 登っていく 山頂は 見えてる 山小屋が いくつも並んでる それを目指して それを目標にして 一歩一歩 一足一足 登って行く 歩を進める しかない 富士登山のモンダイは コニーデ型の休火山 標高37776mの独立峰 裾野からの標高差で2000mを越える 登るときは ずーーーーーーーーーーーーっと 登り 下るときは すーーーーーーーーーーーーっと 下り この単調さ この肉体的負担の大きさ に 起因する 高山病は 程度の差あるけど 必ず 変調を それぞれの体調にもたらす そして お山にいる間中 秀麗な名峰=富士山の姿は 見えない のである 富士山は 溶岩の崩れた 砂礫の登山道として 足の下にあり 一足一足 苦痛に耐えて 登るしかない 相手 なのである 禅定:ぜんじょう なのである 登山とは 登りつつする 瞑想 黙想 歩きながらする 禅 ここが オモシロイー♪ 5:53 3500mあたり 下山道 は ラッシュアワー 山頂で ご来光を迎えた おびただしい数の 人たちが ボーダイな数の ヒトビトが 下ってくる 見ると 驚きますよ♪ 山頂は すぐそこに 見えている でも 遠近法が 下界とは ちがう つまり パースペクティブが 狂ってる 山が 大きすぎる 人が 小さすぎる 一歩 はこの山を縫う 一刺し一針の運針のよー
その後も チクチクと 歩を進めつづけて 浅間神社奥宮 に 07:53 到着! ここが一応の 山頂 おそらく 3700mくらい 新7合目 太陽館3090m から 4時間 ーーーーーー 明日は 御鉢巡り 下山まで 行けるかな ーーーーーーーーーーーーー 富士登山 5 |