3090m の山小屋 太陽館 チェックインすると 中へ案内されて 右へ 靴を脱いで 居室の廊下へ 進む・・・ 10メートルほどかな 居室スペースの廊下は 通り抜けて 奥は食堂 メシ喰ってるヒトがいる その廊下の 左右に2段のベッドが並ぶ 暗いです 中根さんたち4名様は 3階です へ? ここ平屋やん? このハシゴで2階に登り で こちらの壁のハシゴで3階へどーぞ あ! 三角の部分の 屋根裏が3階 ってこと? はい こちらは山小屋です ペンションや旅館ではないので・そこ よろしく・・ 3階へのハシゴの登り口の この部分 2階の方に言って 上り下りのスペースは確保しますから 暗いから ヘッドランプを出して リツガクカミさんぼく の4人で 上がる つまりは 倉庫みたいな この建屋 廊下の左右の床面が 1階 廊下の左右の肩くらいの 2階 3階 は切妻の片方だけ 2間だけかな もちろん 仕切りなどない 大部屋 カイコ棚のよーな作りですわー 上がってみると セマイ〜 2畳ほど〜 布団がしいてあって 上掛けの寝袋が4つ 下の2階に 落ちないよーにす寝るには はあ こっちがアタマか リツとガクは 面白がってる が こいつら2人 夜はスペースのとりあいで イサカイが起こること 必至 火をみるよりアキラカ・・・ 梁の隣にも 同じく3階 そっちにも別グループが 上がってきた この時点で 宿泊客20〜30人ほどか 荷物を整理して ザックなどを 梁の釘にかけ スペースを確保する しばらくすると 食事にどーぞ と声がかかる
350mlの缶ビールが ¥735 現金払い 穂高では500mlが ¥750 やのにー スーパードライ と 一番絞り がありますが? と イチイチ聞くなよー メシ と 豚汁 は おかわり自由♪ 富士山の山小屋のメシ で カレーでないだけ でも 評価点は高いそーです 後悔しない富士登山 カミさんが調べて 今回の登山計画立案したんやけど そのとき頼りにしたサイトによると そーゆーことらしー ぼくガクリツ ガンガンおかわりする 同じテーブルになったカップルは 東京から やはり 初めての 富士登山 天候に恵まれそうですね とコトバを交わす となりのテーブルは 関西弁 どーやら 夜12じころ出発して ご来光を山頂で とゆー組らしー 6じすぎに 食事終了 もー することがない 寝る みんな疲れてるから 寝れるんですねー これが されど 非常にせまい ガクがごろごろする 肩がキュークツ 寝苦しい ぼくはねー 山岳部ホーシキを提案したんですよー 4人いたら 頭足頭足 と並ぶ オイルサーディン方式 これでスペースを作るんですわー 狭いテントの中ではー そんなん 足で蹴られたらかなん と カミさんが にべもなく 却下したー で ガマンして 寝た もー12じくらいかな と 目が覚めて そーっと置きだして タバコと上着持って 外に出てみた 満天の星! すみきった夜の大気に 降るような 星たちが またたいてる 少年と父親 あれがサソリ あれが北斗七星・・・ バイトのおにーちゃんの奏でる カリンバのオルゴールのような音が 夜空の星たちのところへ 静かに吸いこまれて行く・・・・ まだ8じ・・・ そこだけ雲が切れ 富士吉田の街の灯りが 宝石箱をひっくり返したみたいに 見えてる 表の休憩スペースには あとからあとからヒト 夕方 5合目を出て 徹夜登山し 山頂でご来光を見よー とゆー登山者が あとからあとから 登って来て ヘッドランプの灯りが とぎれない 着込まないと寒いのに 外国人カップルの男性は 短パン半そで 話してるのはポルトガル語=ブラジル人 下から登ってくるヘッドランプの灯り 話し声 中国語? の声 富士登山中にいくつもの言語 タイ語? ベトナム語? モンゴル語? 韓国語 英語・・・ たーくさんの 外国人たちが登ってる 富士登山の国際化 いちじるしい も一度 寝る 頭 逆向けにした このほーが ラク♪ ムソルグスキーの「はげ山の一夜」ではないけれど 山小屋の一夜 は なかなか キョーミ深い 楽曲ですねー ビオラやチェロの通奏低音みたいな だれかのイビキ 機関銃タイプ 猛獣タイプ ピースーと かわいいタイプ 高く 低く ときに激しく ときに密やかに 何種類もの リズムと旋律を 奏でてる そこに 歯軋り がアクセントをつける そこに 寝言 が転調をもたらす そこに 表を通る徹夜登山者たちの話し声 さらに モンゴル民謡っぽい旋律を歌う歌姫もいた 部屋で 目覚めた同宿者が レジ袋をガサガサと言わせる この音楽を聞きつつ 寝て つぎに目覚めたのは 10じすぎ 表に出てみると 天候が急変している 満天の星は 一切消えて ガスが濃く薄くたなびいてる 雷雲が北の方向の低層にあって 遠い雷鳴と稲光 山小屋の兄ちゃんと登山者 観天望気と ケータイのピンポイント天候レーダーサイトで 推移予測して話し合ってる・・・ 甲府の上空のこの赤いトコ 雷雲です すごい雨量が降ってますねー これこっちに来ると マズイなー あっ! 上の山小屋 みんな灯り消した 横から下から 来るからねー 電源に落雷が うちも 電源 落とすかー それに そろそろ シート 引くべきかー 徹夜登山者たちの人波が 豪雨雷雨に遭遇したら 最寄の山小屋に 緊急避難 せざるを得ない その受け入れのために ブルーシート敷きつめて すべての平坦な床面 を使う このちっこい山小屋 最大限使えば 収容人員150人 江戸時代 富士講の登山=禅定=修行 それは 浅間大菩薩 とゆー神と仏に詣でる行為 自然崇拝 アニミズム 当時 神仏は混交していた 富士山全域が 浅間神社の神域=境内やったそーです 御山:おやまに登って 嵐にあう事を 浅間大菩薩の お改めにあう といった 穢れ 悪行 を洗い落とすための 浅間大菩薩 のおぼしめし・・・ ぼくらも お改めにあう んかなぁ・・・ そばにいる 中年夫婦も徹夜登山続行か この山小屋に緊急避難するべきかを悩んで 暗い空を見つめ 雷鳴に耳をすませてる 30分ほどの間に 濃いガスが来て それがうすれ・・・ 灯りのすべてが いったん消えて 真っ暗になった 山頂までの山小屋 そこに 灯りがまた戻った 雷鳴は 遠くなっていく 稲光の 回数が 減っていく ああ 西に周ったみたいですね 雷雲の本体は 部屋に戻って また寝る すこしく 雨音 すぐに 止む リツが起きたんで ヘドラン渡す もどったんで 頭こっちに と指示 隣のグループの目覚ましの音 12じすぎ 彼らは出発した ・・・・・・ 3じ10ぷん ぼくらも起床 出発準備 表は真っ暗 下の街の灯り ゼンブ見える 表のテーブルで朝飯 下のコンビにで買った パン 気圧のカンケーで 袋はパンパンに膨らんでる♪ 準備運動して ぼくリツガクカミさん この4名で編成された 富士山頂アタック隊は 7合目BC=太陽館を出発した 晴れ 無風 気温12度 2007年8月16日 木曜 04:00 無酸素での 4時間後の 登頂を目指す ーーーーーーーーーーーーーーーー はい 明日は 山頂へ ーーーーーーーーーーーーーーーーー 富士登山 4 |