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春の地震

今朝 福岡から帰りました。
   
博多マリンメッセで行なわれていた『全国陶磁器フェア2005』は
18,19の2日間が開催されて、さ あと3日がんばろーと思った3日目=20日。
開館して50分ほど、かなりの観客が入った10:53に震度5弱のゆれ
中央区は震度6弱、マリンメッセのあるのは博多区。

館内にはガラガラガッシャーンとやきもの割れる音がこだま・・・
若干のキャーという悲鳴も

はげしいユレでみんな立ちつくす
立ってられる程度の横方向のユレがしばし
生まれてはじめてのユレ
滋賀で感じた阪神大震災のユレよりは強い

巨大建築の天井部の大型スピーカー/照明器具がグラグラ
1つでも落ちてたらパニックが起こったはず
みんな無言で恐怖にたえてる

ユレがおさまった時点で
館外への退避をうながす館内放送あり
走ったりパニくったりせず粛々と外へ
エントランスの壁 一部崩落
外縁のレンガ鋪装に陥没と隆起が散見される
   
退去の時に床に散らばったやきものの破片で軽度のケガした出展者が1名
お客さんはみんな無事。

・・・主催者からの夕方の発表でイベントは打ち切りに。

博多埠頭が出展者駐車場やったんで・・・

ぼくのクルマは海から10メートルの位置。
津波に持ってかれるとコマルんですぐに行くと、レンガがボコボコしていて
セメントを溶いたようななめらかな泥水が湧出。
『液状化ってコレかぁ』と思って見回すと、
50メートルほどはなれた場所では50センチほどの隆起=沈下があって
長さ100メートル/段差30センチほどの2〜3本の地割れが埠頭先端にむかって伸びており、そのさきの方にはクルマ1台が落ち込める大きな陥没も2カ所。
停める位置が悪かったらクルマは脱出できなかったかも・・・セーフっ!

埠頭に停泊中の海上保安庁の船から
『津波の怖れがあります、沿岸部からはなれてください』とマイク放送あり

自主判断で1ブロックはなれたトコまでクルマ移動。
ここで津波到達予想時間11:10を迎える。
のち11:46に予想時間が変更。なにごとも起こらず。
津波注意報が完全解除になってからマリンメッセにもどる。
おおかたの出展者たちはずっとマリンメッセ前の駐車場にいた・・・
津波が来なくて本当に良かったけど・・・
出展者たちのクルマも埠頭の駐車場に留め置きやった・・・
パニックを恐れてのことやろけど・・・

安全策として海側と建物のそばをさけてマリンメッセ前の駐車場で車中に泊まる。
道路は昼からずっと渋滞が続いてたんでコンビニで早々に確保した
食料と飲料がありがたい。

クルマの中にいても感じるちょっと大きめの余震が気味悪い・・・
眼前の都市高速倒壊の『絵』を思ってしまう・・・

夜の間に博多ベイサイドと博多埠頭に玄界島からの避難者の船が次々着き、
警察/消防の搬送車両のサイレン、報道の車両の動きがかまびすしかった

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昨日21日朝9じから、余震におびえながらの搬出。
150ブースの全国からの出展者たちは割れたやきものを
涙ながらにかたづけて(←やや誇張シテマス)帰路につきました。

5日間の会期がたった2日で打ち切り。たった2日と1時間の販売では
みんな出展料の16万はぜんぜん回収できてない。まだ2〜3万ってヒトも。

出展ブースのしつらえによって割れた分量はひとによってさまざま。
高い棚組みで見せるしつらえのトコほど多くの物が割れた。

うちは棚が1段だけ落ちて、持って行った量の1割ほどが割れたかな。
コンテナにすりきり1杯。
ま 去年のトラック横転事故ではコンテナ54箱分割ったンで
割りなれてるんで、これくらいへのかっぱですけど・・・

とある出展者のブース。ここは被害がひどい。

8割が割れたってヒトも。となりの備前焼のブースは100万円の大壺が
転落しつつ下にあった作品をことごとくフンサイし下まで落ちてくだけ散った・・・

出展マニュアルを見るとハッキリと
『天災については責任を負いません』と免責事項が書かれており・・・

若い関西/東海エリアからのやきもの屋は800〜900キロを下道で帰る。
かれらの帰路はさぞや長い道のりになるやろととても気の毒に思いました。

ぼくは昨日夕方の新門司ー神戸のフェリーで今朝神戸に帰着。
なんかやっとホッとしました。

さ また明日っから元気につくろー っと!


   


   

春の岩石園 につづくぅー♪





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