永源寺町のとなりは八日市市(ようかいちし)。 名神のインターがあって、西友とか平和堂とか
ビデオ屋とかあって15分の町です。 『八日市は妖怪地?』とゆーシャレで町起こししてるグループがあって、
8/8〜10 肝試しコースとか、妖怪メイク(無料)とか妖怪仮装コンテストとかを3年前からやったはります。 ほんでその日程が新聞大チラシで毎年つくられてて裏面見開きが『妖怪地不思議マップ』
いろんな怪しい話とそのイラスト30ばかり。 ことしのバージョンはぼく「八風山人」がぜんぶ描きました。こないだから発表してるんがその絵です。
『妖怪』とゆーよりは「怪異」(あやしいこと)の言い伝えとゆーべきかもしれません。 土地の古老の聞き取りを絵にするために、すべての現地に立ってみました。
クルマでは通らないエリアもいっぱい。
20年ほどこの地に暮らしてますが、始めてみる風景にたくさん会えました。 八日市は、いまはもうすっかりフツーの地方の小都市。
でも古老たちがこどもだった40年前、50年前、60年前を想像すると・・・
かれらが子供時分にこれらの「怪異」を語った世代の子供時分を想像すると・・・ 100年前、1903年のこのあたりはどんな場所、どんな光景だったんだろうと考えるとキョーミはつきませんでした。
明治時代、漱石が『坊ちゃん』を書き、日露戦争のころのこの土地の光景・・・ その光景のなかで、ひとびとがなにを怖れ、なにをオモシロがり、なにを敬って暮らしていたのか・・・
ひとつひとつの「怪異」の話は単純でも、それらを綴りあわせると、かつてあった「ふつーの日本人の暮しの有り様」が透けて見えてくる・・・ 『民俗学』っちゅーことですね♪
かわうそ |