卯月4月 春風ふいて どこかで お祭をやっている 土曜が宵宮 日曜が本祭 宵宮は子供神輿と山車が在所を渡る=渡御(とぎょ) 本祭は子供神輿/大人神輿/山車/神事行列→猿田彦(テングさん)や 武者/五色旗などなどが在所をわたってお旅所や慰霊碑前で神事をする 渡り=渡御は神のやどった神輿が 村落をねり行くことで大地の豊穣と家内安全をあらかじめ祝う行為=予祝する儀式でもあり、荒ぶる神=自然災害や祖霊を鎮める行為=魂鎮め(たましずめ)の儀式でもあるわけです まず小学4年生以上がかつぐ子供神輿が先頭を行く 少子化で子供神輿のかき手は20人しかいないんで 実際は厄年の大人4人でかついでやってるんやけど 花で飾られた山車、引き手は小学3年以上の女子 山車には鉦と太鼓、女子3人が叩いて在所に渡御をしらせる 山車(だし)を飾るんはなかなかタイヘン 山上の集落は1〜7組 300世帯 宮さんを出て村内を練り歩く 各組の集議所(寄り合い所)で『ふるまい』を受けて やすみやすみ宮さんからの往復7キロほどを練り歩く キツイっすよ オトナでも ふるまい は ポトラッチ=聖なる浪費 晴れの日なんで非日常に浪費していい これもまた祭の日の特別なおこない オトナはビールや酒 各種オードブル類 寿司 カップ麺・・・ こどもはジュースやお菓子 カップ麺などなどを ふんだんにふるまってもらう 村落内を行く道々では ちっちゃいコドモたちが おばーちゃんおじーちゃんに抱かれたり手をひかれたりして 行列を見る どの顔も笑ってる 鉦/太鼓の音と キラキラ光る神輿飾り その反射が在所を祝福する 神輿の鈴のジャランジャラン 山車からの雅楽の音に 沈丁花の香りがかさなる 子供たち大人たちの衣装の色 青草のミドリ 桜のピンク 春の空のうすい水色 神輿の金色が 春の到来=自然の再生を告げる 在所の老若男女 各世代みんなで祭りを祭ることで つながりを深めつつ再生する共同体
春の桜 1 につづくぅー♪ |