冬の山は ものすごいことになってる 登り口の美濃戸 標高1690 そこにはまだ 雪 無かった あさ7じ ちら〜ちら降り始めた雪 この日2じすぎまで 降ってでおました 登るにつれ雪が深くなり 10〜15センチ 山に登る ってことの実際は 目の前の地面を見つめて 一足一足 足を前に出す ってこと 去年秋 ここは通ったことのある道 晩秋の 落ち葉 降りしいた道の 段差や 岩や石やくぼみ を見つめ 足の置き場を瞬時に判断 そうして登った道 いまは ただ真っ白 雪がふかふかしていて 足あたりもふうわりしてる 道は北沢 南沢は橋流失で通行禁止 ほんとは 南沢から行者小屋へ上がり 地蔵尾根から稜線にあがろー と考えていたが 選択の余地なく 北沢から 鉱泉小屋にあがり 硫黄岳へと予定変更 これが良かった と言える あっちへ進んでると もっと岩場 より実力に見合った 安全な方向へ 山の神さんの 誘導 ありがたい 林道を小1時間 そして 北沢の道 沢を右に左に 沢沿いの 緩やかな登り 途中雪が深くなったところで 靴の中へ雪が入らないよう スパッツを装着した 冬山ではともかく 手・指・足・身体を濡らさない これが要点 履いていたのは冬山用の革靴ではないが くるぶしまでの水溜りに入っても 水が入らない登山靴 ¥22000ほど ゆるやかな登り3時間で 前方に アイスタワー 現代美術のオブジェ などではなく アイスクライミング=氷壁登攀 のための 人口登攀氷壁=練習用ゲレンデ なんです 赤岳鉱泉の小屋は 通年営業 冬の間ここ 八ヶ岳赤岳西壁周辺には アイスクライミング=氷壁登攀にもってこいの 氷壁がいくつもできるんでアイスクライマー集結する 山登りも分化する 尾根筋を登り いくつかの山頂を縦走する通常の 縦走登山派 尾根筋ではなく 沢筋を攻める 沢登り派=シャワークライム そして岩場のみ の登攀をやる 岩登り派=ロッククライマー 縦走・沢登りの危険箇所は岩場や滝 これを迂回することなく登り下りる 特殊技術だけをやりたい ロッククライマー 冬の氷壁だって 登りたいってことです 山岳雑誌の写真転載
氷壁登攀 2本のアイスピッケルと 12本歯のアイゼン履いて ザイルでビレー(安全確保)して・・・・ 山岳雑誌の写真転載 そこまでやるかなー うーん より困難をもとめてクリアする って たしかに 達成感=快楽 おおきいんやろーけど・・・ そこまでやるかなー 気がしれんなぁ 寒いのにー・・・ あっ! カミさんにナイショで冬山登ろーとしてる ぼくも 同じ穴のムジナ♪ 五十歩百歩♪ 目くそ鼻くそを笑う♪ かなー ↑ (クライマーさんカンニン♪) ってことで10時すぎに鉱泉小屋の前 朝飯7じ コンビニの「鯵ごはん」 もう腹へってる カレーパン コロッケパン つめたいコーヒー 左手の樹林帯に 硫黄岳への登山道 夏なら 登り2時間 下り1時間 都合3時間 冬 雪山 どれくらいかかるやろう? この時点では 稜線に出た後 状況が許せば 硫黄岳の冬季非難小屋周辺にテント泊して 翌日 横岳から地蔵の頭まで岩場を越える これが可能かどうかを考えつつ・・・登り始めた 10じはん 登りにかかる 背には16キロの荷物 テント 食料 バーナー 寝袋 そのカバー 氷点下で1夜をすごすための 充分な衣料食料装備 それらの 16キロ なにがしか みなさまのお心に とどきましたでしょーか? もしそーなら 稜線で見極めた 冬山封印 明日♪ 冬山登山の実際 3 |