第６日　１０／２

　　　　ソウル仁寺洞（インサドン）のリサーチ
　　　　全州へ移動。

明洞（ミョンドン）の中級ホテル　サボイを出てギャラリーが集まってる
インサドンを徒歩でめざす。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　韓国菓子

☆韓国の食事作法では湯のみ以外は持ち上げて口に付けないため
　洋食器に形状が近くなる。またなんでもかき混ぜて複雑な味のハーモニーを
　嗜好するようで欧米で云うシリアルボウルには需要があるとみられるが、
　一般には宮庭銀器を模したステンレス器がつかわれており、
　陶磁器も質の高い、または低い機械生産の量産品が多種市場に混在している。

　手作り品についてもソウル近郊の産地、利川には３００軒ほどの窯元、個人作家が
　おり、価格の差ははなはだしい。個人作家の品には『美術工芸品』『芸術』といい
　うる質の物も多く見出せるが、日常の『工芸』とはいいがたい。それを指向する作
　り手は少ないように思われた。ニッポンの陶芸界、陶磁器業界とおんなし。
　いずこも同じ秋の暮れ・・・どうするぅー八風窯エキスポ出展。

　個人作家の作行きは、韓国陶磁器の歴史文脈をなぞる、または写す、再現してきた
　御大達の時代から、若手・中堅は文脈から掘り起こした技法、装飾、様式のモダン
　化、個人的咀嚼と翻訳、アレンジの時代を体験しつつあるようだ。
　一部の突出した現代陶芸の『表現』を器、工芸に援用する者はまだほとんど見受け
　られない。

　歴史文脈に無いから赤絵と織部は無い。ここが突破口か？
　志野は存在する。ちょっと買いたくなるほどいい志野でした。

　韓国の女性はオネイサンからコマダム、オバサマまでキティちゃんの大ブームに見
　て取れるように（オサレカフェのトトロといい）カワイイもん大好きやから
　八風窯、やりようによっては勝算ある？

17：20　高速バス乗車　
18：50　全州着