第2日 9/28
通度寺・早日窯を見て慶州へ、そしてナイトツアー
一夜あけて朝。
「ケイ、もう朝だ」と耳もとで白下(ベクハ)がささやく。
昨夜の熱いひとときを思って彼の首に腕をまわし・・・
なんて事は無く「中根さんっ!起きまっしょー!」という白下の声で起きる。
でも晩、寝る時、白下がズボン脱いだら黒のビキニブリーフやッたんで
ちょっとビビった。
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いや韓国のモーテルはいいです。一人で泊まっても二人で泊まっても2500円。
キレイ。浴室トイレなんか中級ホテルよりよっぽど広いし、ベッドのところも
オンドルに布団ひく韓式旅館風もあります。この時は布団でして白下はぼくに布団
をゆずって毛布2枚でとなりで寝てくれました。
インテリアや寝具がピンク系なんと壁一面が鏡ばり、そして浴室との壁がガラス張
り(カーテンを引けば見えないが)なので白下に聞いてみたところ、若いカップル
が『その目的で』利用もするが、安くてきれいな地方都市の新しい宿泊施設として一
般の利用も多いとか。ここ通度寺門前には30軒くらいありました。温泉マークが
目印で夜はネオンでケバイからすぐわかる。
韓国の旅行にはぜひおすすめします。
昨日の晩におかしくなったデジカメをいじってセットアップすると回復。
鏡に映った布団の上のぼくと白下を撮る。
でもこの画像はふたりだけのメモリー、ウフッ?
交代でシャワーを浴びて出発。
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通度寺門前のモーテル全景
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バナナ牛乳と饅頭の朝食を食って
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白下さんのトラックは広大な寺領の松林を抜ける。最初の山門から距離があり、
去年一人で来た時には清流ぞいにかなり歩いたけど気持ちいいところ。
松林の松がおおきくておもむきの深いところです。
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併設の博物館や寺宝館は去年じっくり観たンでパス。 |
ここの山門を入って
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鐘楼は丹青(タンチョン・五彩)があざやかやけど
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ほかの建物は
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枯れていて
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日帝時代に壊されなかったらしい
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通度寺を出て20分ほど走ると早日窯 鄭再孝(チョンジェヒョ)さんの工房に着い
た。
きのうたずねた申先生のところからはもう40人ほどが独立されてるとのこ
と。無給の弟子生活5〜6年が普通。鄭さんは30代なかばくらいかな。9年前に独立。
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高校のデザイン科を出て
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大学のデザイン科に進み
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いまも大学院生
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9部屋の登り窯だけでやってる。
年5回の窯焚き30時間。
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李朝白磁のデザインから現代化した草文が彼のトレードマーク。
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ぐい飲み1000円。ピッチャー4000円。
これはうちの値段設定と同等。
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ホントは煎茶セットのパーツなんで、値段がわからなくて、鄭さんは別棟の奥さんに
電話して聞いたはりました。
ねぎったりせんとスカッと買ったら別の品を2点くださいました。
そして、ぼくが差し上げた自作を包んでた新聞紙で包もうとすると、それを制し、
白紙と小さいウコンの布(鄭さんの雅号の朱印いり)で丁寧に包まれました。
うーん、やっぱり『芸術家の作品』としての『工芸』なんやなぁ、と思いました。
☆エキスポ出展のための覚え書き1
手作りの『芸術作品』として持ち込む必要あり。
またその設定しつらえの中で売ってこそ買ってもらえる。
エキスポに来場する韓国の人たちを購入に導く設定およびしつらえとは何か?
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おどろき!お茶うけに生松茸!
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細く裂いて塩とごま油にチョイとつけて
チビチビ食べる。
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白下さんが工房を後にするとき「人柄がイイ」と云った、そのとうりの鄭再孝さんで
した。
通度寺の町のバスターミナルへ。白下さんとは7日後の再会を約してここで別れる。
こっから一人旅。蔚山(ウルサン)経由で17年ぶりに慶州へ。9:50発
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蔚山はでかい町
150万都市 韓国では7番目
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ウルサンのバスターミナル
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「この日本人は慶州に行くから乗り継ぎの時にちゃんと世話してやってくれ」との
白下さんの申し送りが功を奏しひじょーに助かる。そして11:50慶州駅着 |
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案内所で情報をとって |
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市場を通って |
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メシ食って 17年前に泊まった韓進旅館(ハンジンヨガン)を目指して歩く |
意味不明のスモウレスラー
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小学校前の王陵
慶州は日本で云うと飛鳥、斑鳩
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デジカメはコミニュケーションの有効な糸口 |
学校前には駄菓子屋
帰り道の買い食い
子どもの風景はいずこも同じ
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見つけた!17年前に5泊した韓進旅館
オヤジも健在。
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一旦宿に荷を置き、近くの中央市場に向かう。
17年前ここの市場の2階にはカンフー道場があり、そこの崔(チェ)館長とは毎晩
マッカルリ ドリンクドリンクして長女ミーナの6才の誕生日にケーキをプレゼント
したし、ミーナや次女アルミ3才、三女コウニ0才のスケッチを淡彩してあげたんや。
すごく喜んでくれて・・・
かれらに会いたかった。
そのときぼくはは27才やった。あの娘たちがどんなふうに成長してるのか・・・
コウニはオマルでウンチしてたなぁ・・・
ところが市場の2階に行ってみると・・・
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カンフー道場は無くテコンドーの道場に変わってました。
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英語と筆談で崔(チェ)館長はもう慶州にいない事がわかり・・・
17年の歳月を思い知りました。
当時は少林寺拳法が韓国でもブームで中国映画の『少林寺2』が封切られてて、
ぼくも見ました。
崔(チェ)館長の道場にも多くの門弟がいて、みんなの前で空手の型(平安初段)を
演武して恥ずかしかったのを覚えてます・・・
ほとんど忘れてて・・・、でもみんな拍手してくれたんやなぁー・・・
ほかも当ったけどいまの居所を知る人は居なくて・・・
町の電器屋で変圧器(トランスフォーマー)を買う800円。
コラコラコラァー『地球の歩き方』!
ええかげんなこと書くなぁ!
とっくの昔に200ボルトしか使えへんようになってるぞ!
デジカメの電池充電器のためにこんな重いモンもって歩く事になったやんけ!
どんだけ苦労したと思てんねん!
英語と筆談と絵で変圧器を手に入れるのンに何軒まわったと思てんねん! プンプン!
インターネットカフェでコーヒーを飲む125円。
韓国のネット事情は日本より進んでるらしいよ。
その喫茶店の小学生5年くらいの子どもはお母さんと一緒に、なんかアニメ関係のサ
イトのぞいててトトロとか見てましたね。
部屋に戻ってテレビ見てチャンネルがちゃがちゃやってたら、アラレちゃんもやって
たけど子ども向けのパソコン番組やってましたしね。
旅館のそばの食堂でメシ食って(カルビタン500円)、ナイトツアーに行く。
17年前はなかったなぁ、こういうツアー。
この旅館の甥っ子の金(キム)さんがミニバンを旅館前に着ける。
旅館の宿泊客(多くは白人バックパッカー、もちろん日本人貧乏旅行者も)を
半日とか一日のツアーに連れてく。この夜のダンス見学ツアーで500円。
次の日の一日ツアーで2000円。ほかの参加者もいってたけど
便利でリーズナブル。バリなんかもこんなふうやったなぁー。
前はオヤジに聞いて地図をたよりにバス停に行ってちょっと見に行くのも一日がかり
やったもんなぁ。便利は便利でもなんか・・・便利すぎるかも・・・
8:00に旅館前を出発。高級ホテルのある山手の湖まで町を離れて行く。
着くと土産物ショップなんかに囲まれた広場に円形劇場がありパゴダが建ってて
その前が舞台。韓国人・外国人観光客あわせて200人くらいか。
このへんの良く組織された観光サービスはやっぱりバリっぽい。ウブドみたい。
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太鼓叩く踊りは初めて見たけどすごいです。
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定番の扇子を使った踊り チマチョゴリ、きれいー
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女性だけのサムルノリ(四物遊撃) 良かったー
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暗かったけど一生懸命スケッチしました。
あしたは世界文化遺産に登録された近隣史跡のワンデーツアー。
第3日につづくぅー
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