第3日 9/29
慶州のワンデーツアー 仏国寺・石屈庵・新羅窯
|
|
ここはバックパッカー御用達の宿 一泊3500円 オヤジは日本語とブロークンな英語を話す。 ここも部屋には大きな鏡が
|
|
パン屋さん兼ケーキ屋さんに。
お母さんといっしょに来てた幼い兄弟。
朝飯はパン アンドーナツ+ハンバーガーで180円 コ−ヒー2杯で100円
|
|
韓進旅館の中庭に集合してツアーに出発。
この日このツアー参加者はぼくを入れて5人でした。 |
|
まず行ったのが 仏国寺(プルククサ)
ツアーガイド金さんの説明を聞く、日本語も英語もぺらぺら。
秀吉の文碌・慶長の役(こちらでは壬申倭乱)、invade(侵略する)という言葉を使ってる。(日本語の説明文でも)、ツア−ただ一人の日本人としてどう反応するか迷ったが、腕をポパイのように曲げて振り、
「アワ ヒーロー ヒデヨシ ドゥー ザット!(やったぜ秀吉!)」と
ブラックなギャグに逃げる。金さんは苦笑。
このフレーズ、この日何度か使いました。
|
|
参加者の3人娘はカナダ・アメリカ・オ−ストリア人で 3人とも四国高松で英語学校の教師。ふたりはノバでひとりはイーオン!
もうひとりのノルウエ−人のオジサンはソウルの学会後のオフを楽しんでる建築工学に関係する地質学の専門家です。
|
|
慶州は見どころ多く京都みたいにいくつかの史跡全体で世界文化遺産になってますから、多くの外国人、韓国人が訪れるんですが韓国人中年カップルのバヤイ・・・
|
|
このようにポーズをとって写真屋さんに記念撮影してもらう!
これ日本人には考えられへんよなぁー ハズカシーもん。
町の写真屋のおもてにも花嫁花婿がまるで映画の1シーンのようにポーズつけた写真が飾ってあって、どうも台湾、中国、韓国ではまっとうなカップルはこういうわざとらしー写真を撮って夫婦の『愛のメモリー』にするのがフツーの習慣らしいねんけど・・・
ガイドの金さんもアルバムに貼ってるて云うてて・・・
「いいじゃないですか、愛情の記念ですよぉ」ていうねんけど・・・ |
中学生や
|
高校生の修学旅行生も多いです。
石の使い方がオモシロイ
|
このあと山の上にある石屈庵(ソックラム)に行きました。いいところです。
素晴らしい石仏が石屈の中に。17年前は山道を歩いて行きました。
行き帰りに金さんが説明してくれたけど日帝時代(1910の日韓併合から1945の日本敗 戦までの36年間)にここの石仏を日本に持ち去ろうとして作ったのが今のこの広い参
道とのこと、去年疑問に思ったことを金さんに聞いてみる
「金さん17年前に来た時は、どこの史跡に行っても日帝36年(イルチェサムシップヨンニョン)という言葉が説明文に書いてあって日本がどんだけヒドイことしたか、いっぱいいっぱい書いてあったんやけど、日本人向けの説明文にも。
けど去年きたらもっとマイルドな表現に変わってるやん・・・秀吉の侵略のことは書いてあっても、日帝36年ていう言葉が書いてあるのはもう無いやん・・・
やっぱり観光とか、日韓新時代とか、そういうことで変わって来たんかなぁ?」
「もうあんまりね・・・悪かった時のことばかり云ってもね、しかたないですから」
との返事。慶州のガイドの金さんの返事ですからね。一般化して捕えないで下さいね。
|
|
|
今回の旅行中に日本とも関係の深いある韓国の陶芸家といろいろ話してたら、金大中大統領がダメだと云うので、日本では森喜朗首相がダメだとたたかれてルと云
う話になり、ともかく政治家はだめだということになって、戦後処理を歴代の日韓の上の方がまちがったやりかたでやってきたんで、いまだにワダカマリが残ってて、日本人と韓国人はちゃんと仲良くなれないんだ・・・
という話につながって行きました。そして中国の例をひいて、こう言われました
「天皇に韓国に来て謝ってもらえてればスっきりしてましたよ。
それがあれば韓国人は前を見ていけるんですよ」
|
|
|
|
ツアーの昼飯 700円 みんな箸づかい上手。
女の子たちはいっぱい讃岐うどん食ってるそう。
|
|
昼食後 新羅窯にいきました。17年前に訪ねた時は違う場所にあったんですが観光化が進み良く組織されてくると結果、新羅窯見学を核としてショップ・食堂が15軒ぐらいがまとまって『慶州民俗工芸村』てな名前でツア−バス立ち寄り場所になってます。同様のスッポト数カ所散見しました。
ロクロは反時計まわり。非常に伸びの良い土のようで薄作り。登り窯での炭化焼成で黒褐色。須恵器です。新羅の焼き物とまったく同じ作行きの品、能登の珠洲市で見ました。
韓国の東海岸から舟を出して全く漕がずにいると、凪いでれば出雲、海が荒れれば能登に漂着するそうです。
ここのショップではやや難あり(全然わからない)の品で良い物があり一輪挿し買いました。1500円。安いです。高足禽獣装飾つき祭器の優品(40センチ高)でも7500円くらい。欲しかったなぁ。
|
|
新羅窯周辺のショップで値段を見てまわる。
この高麗青磁の煎茶器セットは急須1湯さまし
1碗5で7000円。
手作りではあるが作家物ではない。作行きもそれなり。
店もやたらと並べた土産物や風。
|
|
この個人作家の白磁煎茶器セットは
同数の組みあわせで15000円。良い。
これを扱ってる店は先ほどとは別で
ブティック風のしつらえ。作家物のポス
トカードなど買いたくなるものあって、
機械生産の物でも質の良い物があり
|
四方皿3点組 5000円
|
八角皿3点組 5000円
|
|
|
白磁青花 スープ碗2飯椀2箸置2で7000円でした。
☆韓国エキスポ出展のための覚え書き2
個人作家のものと質の良い機械生産のものとの価格の
開きは大きい。
日常の工芸としてそれぞれを享受する階層は別か一緒か?
エキスポはその階層を呼び込むことができるのか?
手作りの作家物=「芸術」?
工芸として生活のなかで普段使いにする階層は存在する?
韓国の食事作法、文化状況のなかで?
|
|
|
|
中国の少林寺みたいにテコンドーを修行するカンフー寺院には
磨崖仏があっておもしろかったでえす。その後で・・・
|
|
海中王陵のある海岸(前方の岩礁が十字形に切られて海中に石室が)にいって屋台の石焼きオジンオ(スルメ)食って、カラオケしながら町に帰りました。ふーつ
ツア−料金2000円。リーズナブル。
|
第4日 慶州世界文化博見学につづくぅー
|