ほかの出展者にも「コンテストに応募したのはなんで?」と聞いてみました。
管理栄養士をしていたが子育てで休職、知り合ったテーブルコーディネーター
の助手をしているが、こういう場で自分の力をつけたい。
私自身はプロになるつもりは無く、前職は料理そのものだけだったが、それを
とりまいた「食卓」全体で子供達に伝えていきたいものがあります。
和と洋。伝統。季節などです。
コンテストではどうしても「作品性」が問われるわけですが、
やりたいのは普段の日常の事としての「食卓」の工夫や演出です。
子供達に「ゆたかに食べる」ことをつたえたいのです。
私達は野遊びのグループでして良く野外で食事をするわけですが、その気分を
再現して出してみました。
この出展者たちはブースに秋の紅葉を散りしいた小川のほとりを再現。
色とりどりのおにぎりや石のかまどで調理中の汁など)
みなさんの意見を総合すると「食卓」をゆたかに、自分の創意工夫で演出して
人とのつながりを深めたい。そういう芸事としての食卓演出がおもしろくて
やって来たのでこのコンテストでちょっと腕試しというカンジ。
うちの場合は去年は売りにだけ来てて、コンテストてどんなモンて見てみたら、
よその陶芸家が3人ぐらいで出してたんです。(売りにはきてなかった)
それが筒型の壷を足にして天板にも焼いたタイルで焼物の座卓。麻の座ぶとんに
「我・楽・喰・多」とふっとい墨字。アバンギャルドでアートっぽい使いにくそ
うな食器を取り合わせて「焼物屋仲間の陶芸談義に花が咲く・・・」という
演出やったんです。それを見て
「うーん、永源寺の工芸は質が高いから、取り合わせてだしたら
イケルかもっ!」
と云うのがコンテスト出展の動機。それに永源寺町の町起こしのエエ発信にな
るし、ブース販売の方の売り上げ増にも結びつくかもしれんし・・・
でも応募のときは3枚の写真だけやけど優秀作品に選ばれてドームに展示、もし
かしたら100万か!となると大事になってくるようで、以前の大賞受賞者を含
むメンバーでどう見せるかミーティングをくりかえし、陶器などはお店に頼んで
借りたり、バックの水墨画と書を「日展の先生」に頼んで買いてもろたりと、
リキはいってました。
さてうちも含めて受賞作を拝見。
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