なごみのミドリ やすらぎの白 はんなりの赤
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窯ぐれ往来韓国編
  ’99 釜山・金海・泗州
      第1日・第2日
      第3日
      最終日
  ’00 慶州・聞慶・ソウル
  ’01 ソウルリサーチ
  ’01 利川エキスポ

窯ぐれ往来 韓国編 ’99 釜山・金海・泗州
 最終日

 さあ釜山ともおわかれです。
 港そばの食堂(ついてすぐピピンバを食ったとこ)にまた行って
コムタン(牛の骨髄からとっただし汁の白いスープのシチュー)を食った。美味。
 腹ごしらえもちゃんとして出発、うたた寝してたら博多についてました。
 帰りは対馬も見てません。

甫泉さん白下さんと知り合ったおかげでいい旅になりました。彼らは『交流しよう』
と何度も云ってました。『日本で展示会がひらけるだろうか?』とも聞かれ、もし
ぼくにできることがあれば少しずつ積み上げて行っていつか実現させたいものだと
思いました。16年前 京都の窯元をやめて最初に勉強に行ったのは韓国でした。
 その時もたくさんの親切を受けました。
 日本の陶芸の技術は、秀吉の朝鮮出兵・侵略のときに連れてこられた朝鮮の陶工達
によって創始またはグレードアップされました。
 萩・唐津・有田・薩摩・壷屋・・・いまその時の陶工たちの末裔は17代目に
なっています。
 その後の日韓・韓朝の不幸な歴史(あぁこんな書き方イヤ)によってヨジれてる
関係の糸がもっとほぐれたら、いいのになぁーと思ってます。
 2002年のこともあるし。

 以前ある町の日韓姉妹都市提携のレセプションで
陶芸をやってる者として、韓国は日本の陶芸の恩人でありお兄さんでもある、という
意味の話をしたら、在日韓国人のおじいさん(民団のエラ者)がガッとぼくの両手を
にぎって「よくぞ云った」って感じでした。
 ぼくとしては淡々とした気分でいったのでちょっとドギマギしてしまいました。

 白下さんがバスターミナルまでぼくを送ってくれてバスが発車した時
 たった1日半いっしょに居ただけなのに涙が出てしまいました。
 それは
「どうしてこんなに親切にしてもらえるんやろ」という気持ちと
「なんで日本人と韓国人は人と人として出会えへんのやろ」という気持ちが混ざりあっ
た感情のカオスだったと思います。

 そしてその感情のカオスの先は
「歴史に学ぶってホンマはどうゆうことなんやろ」という疑問になり、そして
これには答えがなくて政治的立場による解答例がいくつもあるだけで・・・

 カッコ悪いことですが43才の男でもこんなレベルです。
 ぼくとしては生きてゆくことで出会うひとりひとりの人とちゃんと向き合うこと
、そしてそれを積み重ねてゆくこと。
 その積み重ねが必要なワケをうちの3人の子供たちに伝えられるだけ伝える。
 この2点だけは、ぼくにできることとしてやってゆきます。

 さて最後に韓国うまいもの王座決定戦!!!ドンドンドン パフッパフッ

 朝定食 プルコギ 豚肉料理専門店の豚肉のなんか
 オサレなパブの突き出しの蚕のつくだ煮・パフパフした食感
 通度寺名物野菜ピピンバ 南甫洞の韓式レストランの韓定食
 釜山港そばの食堂のコムタン

いろいろ食って
ジャカジャン!堂々の第1位は!

 白下さんが連れてってくれた泗川市昆陽面(イナカ)の
クッパしかメニューにない肉屋みたいな、こきたない店のソゴギクッパ
ダントツのナンバー1!牛のうま味がたっぷりとスープに引き出されてて
ホント美味!ぼく好みのやや濃い目の味付け。韓国風すきやき雑炊orおじや
ってカンジ。まったりとしてふくよかな味のふくらみ、噛みしめる肉片から
さらなるジューシィな牛のエキスが。胡麻の風味、トウガラシのスパイシー
なかおりが食欲をそそる。甫泉さんは白下さんにわざわざ電話してきて
ぼくをここに連れてけと云ったそう。彼もファンらしい。
あーっ食べたいっ!

今年も釜山に行きたいかぁ−  オーッ
そして泗川市昆陽面に行きたいかぁ−  オーッ
あの店のソゴギクッパを食いたいかぁー  オーッ

アメリカ横断ウルトラクイズ風ですが
韓国編これでおしまい



おわび じつはデジカメでとった画像のフォルダーを捨ててしもて・・・
    アルバムソフトのサムネールしかなくて開けなくて・・・
    あぁーオレのバカバカバカバカッ
    画像ついてたらもっとオモシロいのにぃー
    食ったモンぜんぶ椅子の上に立ち上がって撮って笑われたりしてた
    のに全部パー。
    よーし今年いったら今度こそ・・・
   
 窯ぐれ往来韓国編2000秋 リベンジ comming soon! I'll be back!   




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