第3日
無事に朝。あぁよかった。韓国のひとは日本人より身体距離が近いからねぇー。
この日はまず白下さんと裏山へのぼりました。やわらかな松の緑がたおやかに連なっ
て朝のもやを帯びてかすんでいます。上にある石窟には素朴な石彫りの釈迦牟尼仏が。
春分・秋分の日には真東を向いたこの石窟の仏に朝日がさしこみ仏を祝福する。
この日1日 白下さんが近郊を案内してくれた。
高麗青磁の窯趾 や 近郊の個人作家の工房を2ケ所見に行きました。
そばの清川で子供達がさかなを追いかけてたり、
その橋の上をアジュモニ(おばさん)が頭に大きなタライをのっけて通ったり、
とりかこむ山々には巨岩おおく秋のはじまりの柔らかい日ざしにかすんで・・・
韓国の農村の風景はかつてどこかで見たふうでもあり、微妙に日本の風景とは
隔たってるようでもあり・・・不思議に心がゆらぎます。
キムチの瓶の工場はすばらしく美しい入り江のそば、茶色い牛が鏡のような
入り江の波打ち際でアソんでました。 釉薬生掛け、蹴りろくろでの成形と
取っ手つけの様子を見ました。ここの登り窯はデカくて急でオンボロで
とても風情がありました。
そして夕方 白下さんは泗川のバスターミナルまでぼくを送ってくれました。
2時間後 釜山の街へ 1泊めはソラボル(日本人の多い中級ホテル)やったけど
もっと安い宿をもとめて西面(サミョン)に。西面は地下鉄路線のジャンクション。
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