6/16(土)
帰国の朝、起きて昨夜の別れはやり過ぎだったかと反省する。
でもホンマにそういう気分やった・・・来てよかったと思いました。
「いい友だちになりましょーよ」と空港からの電話に応えたパクさんの声。
☆リサーチに来て分かったことのいくつか。
ここ韓国で手作りの焼物が好きな人なんてほんの一握り。
日本は手づくりの焼物を愛し、買ってくださる人たちが世界一多い国やと思う。
それでも全体から見たら安い機械生産の物でいいひとたちが大多数。それでいい。
権威のリボンがかかってない日常の器の、その物の良さを観じ、
取り上げる事のできる『目』を持ったひとは稀。きっと日本とおんなし。
ソウルから1時間、バスで来てエキスポ会場まわりで疲れてなお重い陶器を
買って帰ってくださる方はほとんどいないでしょう。
海外からの方はいわずもがな、日本人をふくめて。
きっと八風窯のエキスポ出展は大赤字になるでしょう・・・
空港で迎えてくださったガイドさんにエキスポのことを訪ねたら、知ってはいらした
けど、すべての地方博や商業見本市とおなじように「知ってらした」ということ。
助ける会のキムヒョンジンさんにはこう云われてしまいました。
「あまり期待しないでください、エキスポで盛り上がってるわけではないデスカラ」
八風窯はエキスポ出展取り止めるべきか?
ちがいます、大赤字覚悟で出展しに行きます、ヨロコビをもって。
原点にもどります。
あれほど好きだった粉青沙器。今のぼくが作ったらどうなるか・・・
9月はじめの2週間だけスレた焼物屋のタコ社長をやめて『表現者』になります。
ほんとうにひさしぶりに『作品』を作りたくなりました。
ほかの誰のためでもなく自分のためにだけに『踊る』ことをしようと思います。
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