また オカーサンから うれしいメールが来た。
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ハプー様 こんにちは。
福井のクラフト市でお会いした、やんちゃ坊主二人の母です。 次の日の九時からまた買いに行ったものです。
ほんとにハプーさんのやきものって後ひくんですよね。
二回買いに行っても、「あー、あれも買っておけばよかったなー」 って後悔してます。
ひよこの子供茶碗、ほんとにかわいくて、眺めてるだけで幸せ気分になれます。
「ひよこちゃん、かわいいね。」と言うと、ちびちゃん(2歳)はお茶碗の外側に書いてあるひよこを探して「ぴよぴよ」と、言ってくれます。これもまたかわいいです。
私もやきものが好きなのですが、ハプーさんの器があると
いつもの食材がおいしくみえるし、ほっこりあったかい気持ちになります。幸せを感じることって人それぞれだけど、大切にしていきたいです。
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あーっ ありがたいなぁ・・・
ときにいただくお客さまからのお言葉が仕事へのなによりのはげましになります・・・
ぴよぴよぴよぴよ・・・あの子の顔が目にうかびます。
食卓はヒトとヒトの和を結ぶ場所
ぼくの器が暮しの「彩り」となって
心をゆるめるひとときをお手伝いできればうれしいです。
工芸は苦しみ多い世をともに渡って行く 暮らしの仲間
こんなふうに云った人がいます。
ぼくの作ったものがそんなふうに感じてもらえるとしたら
望外のよろこび・・・日々の仕事へのなによりもの励ましです。やきもの屋冥利に尽きる・・・
ありがとうございました。
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こども飯碗はこう作る
まず信楽の土を土揉みして空気の粒を揉み出してから
ロクロにのせて水挽き、回転は時計まわり
1個づつ手で作る 力3分に技7分の仕事
作ったぼくの手の息吹が感じられるようにと
すばやくつくる 早くつくれば安く出せる
ぼくの指のあとが 風になるようにと
いきおいをこめて 強い形をつくる
この指筋を 入れる時がたのしい
ぼくの指のあとが 器にきざまれて
使う手も 気持ち良いイイはず
作り手の手がよろこぶ仕事は
使い手のちいさなヒトたちの手もよろこぶ仕事や
この指の筋が風になり イキオイになり
ちいさな人たちが使う時 滑りにくいシカケになる
手のひらに納めたとき 手のひらが覚えるはず
機械で作ったモノと 手が作ったモノの違いを
つかう、ちいさな手と指の感覚が研ぎすまされるはず
見る、 ちいさな目の中に美の基準がはぐくまれるはず
口づくりに力をこめる
抹茶茶碗をつくるみたいに
ちいさい人たちのちいさい口があたるときに
このご飯茶碗は口当たりがいい!
と思ってもらえるように
そんな仕事を ちいさい人たちのために
手を抜かず 汗をながして続けてゆけば
いつかきっと
『君の手の仕事のダイジさ』が伝わると信じて
もっともっと ぼくは 汗をながそう
こどもたち 風を感じて
いっぱいいっぱい メシを喰え
そーして 早く大ーきくなれ
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キャァ〜はずかしっ♪
ちょっと今日の文は
ロマン主義にはしりすぎましたねぇ〜♪
こどもの飯碗 削り につづく
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