ことしの秋は ことしの秋 去年の秋とも来年の秋ともちがう ただ一回かぎりの秋 その秋ももう終わり 木々の木の葉ももうみんな 冬のはじまりの風に舞い落ちた わたしの日常に舞い落ちて こころを乱す さまざまなこと 長男の受験 次男のケガ 3男のイタズラ それらさまざまなことも きっとこの秋のいろどり たった一回かぎり出会う子育てのケーケン 味わい深いなぁ・・・ これからも親として いろんなこと味わいながら こどもたちみんな大きくなってオトナになり なんとか自分で生きてゆけるよーになったその頃に ぼく自身もユーラリと枝をはなれて 地上に落ちて土に帰る そーなるまでは 一回かぎりのそれぞれの季節と こどもらとの時とをじっくりと味わって行こう 子育てはタイヘン
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