この一年ありがとうございました。　
自然農というものにとりくみ始めて１０年、人はどこまで自然にかかわることが許されるのだろうか？　と思い続けてきました。　　

ビックリするほど速く、見事に成長する近辺の野菜畑を横目に・・・・・　　　
種を蒔いた後には　『いのしし』　それをかいくぐって少し成長し始めた頃には　『シカやウサギ』　やっと収穫まぢかになると　サルが来ると。
正直、一体、自分は何をしているのだろうと、めいってしまうことも多々あり
ました。でも今やっと心に見えてきたものがあります。
全ては時空の積み重ねなのだろうと。
育ってくる野菜の香りや地味が年々豊かになる。その事がそれを証明している。
苗床の土は、作らなくとも気がつけば私の足元にあった。
今年蒔いた野菜の成果を、その年に求める栽培を目標とした農とは違って、　　
自然の本当の実りは、もっと先に得られたりするものなのでしょう。
イノシシは土作りに一役かっている？！
シカやウサギは、虫と同じく、間引きの手伝いをしてくれている？！
サルは人間と同じように、自分のことしか考えていないのかな？

自然は、きっと人の想像をはるかに超えたバランスをもって存在している。
自然への畏怖や畏敬の念を、もっと感じることができれば、　自然は味方　　。
”百姓の来年“はもっと豊かなものになる。
自然農園にはまだ遠いけれど、不耕起・無農薬・無肥料　草を生かし草に生かされる　『三無草生』　　の農、続けてゆこうと思っています。
来る年が良き年でありますように・・・・・
今後ともよろしくお願いいたします。
                                                    
ニルギリ　ハッピーバレー農園
Natural balance  for the earth
〒５２９−１６３６　滋賀県蒲生郡日野町清田９７４
竹内滋　広子
�п彦ax　０７４８−５３−２２５１