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技法公開 |
○ツボ:生素地への掻き落とし・下絵・上絵の手順でヒナ文の絵付けです。 成形した素地→化粧掛け→乾燥後に掻き落とし→素焼→下絵→釉掛け
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白化粧を生掛けして乾いた素地に、桃の花とヒナのリンカク線を鉄筆で掻き落とす。筆で描くのとはちがうシャープな線で描ける。 | |
素焼(850度)したものに織部とピンクで桃の花の下絵つけ。 ピンクは土灰釉に陶試紅(顔料の名前)をテキトーにまぜたもの。 土灰釉を掛けて本焼(1280度)酸化焼成。 |
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ここから上絵です。本焼したものに赤ダミ(うすく)します。 | |
上絵の黒(洋絵具の茶と大正黒をまぜたもの)でヒナの髪を。 | |
濃い赤で目と口、女雛の肩、男雛の腰帯を | |
紫で女雛の帯と衿(エリ)、紺で男雛の袴を | |
緑で笹と衿、黄色で点文を入れて850度で焼いて・・・ | |
完成。寒の1月2月に赤絵の小品を飾ると春三月を待つ気分が出ます。 | |
ツボ:下絵は呉須(青)織部(緑)鉄(黒もしくは茶)、伝統的な下絵の色としては 本焼(1200〜1300度)したものはもう食器として使えます。 上絵は本焼して溶けた釉藥の上に絵を描くから上絵といいます。英語だと 上絵のことを赤絵・あと絵・色絵ともいいます。赤絵というのは赤が代表的な ちょっとヤヤコシカッタですねー。
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